どもども、鎌倉のかまじいじゃ。
「鎌倉にご縁のある場所」を訪ねる旅シリーズ。
今回は記念すべきシリーズ第1回目・その2なのじゃよ♬
その2(全3話):大船渡 酔仙酒造のツツジ編
鎌倉と深い縁がある大船渡市の「酔仙酒造」
酔仙酒造はかつて陸前高田市にあった老舗の酒蔵で、2011年の東日本大震災で大きな被害を受けてしまったのじゃが、社長と従業員の皆様の決意と努力で、翌年の10月には新たに大船渡市で酒蔵を再開するにいたったのじゃ。
酔仙酒造は鎌倉の鶴岡八幡宮にお神酒を納めているというご縁があり、今回の被災を受けて、鶴岡八幡宮は鎌倉からツツジの木を送って酔仙酒造の敷地内に植樹したのじゃ。
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このツツジ、実は鶴岡八幡宮の参道・段葛に植えられていたもので、2014年から2016年まで行われた段葛の大改修のあと、新しい桜の若木の成長を考慮してツツジは植えられないことになったのじゃ。
今まであったツツジはどうなったのかなと思っていたら、実はきちんと鶴岡八幡宮の境内に保管され、鎌倉とゆかりのある三陸の各地に移植されていたとのこと。そのうちの一か所がこの酔仙酒造なのじゃ。
3月は桜の花がきれいな鎌倉の段蔓。
5月にはツツジがピンク色の花を咲かせていて、この風景は鎌倉では見られなくなってしまったのじゃが、こうして遠い三陸の地でまたツツジが花を咲かせているのを見て、かまじいは本当にうれしい気持ちになったのじゃよ。
あいにく、かまじいが訪れたのは週末だったので、酒蔵の人にお話を聞くことはできなかったのじゃが、この後陸前高田市へ行って、酔仙酒造の「奇跡の一本松」という日本酒を手に入れたゾ。
こちらの話はまたのちほど。
「未来へ進化するものと守り続けるもの」
という酔仙酒造のメッセージは、つらい思いをした人々にとって、心に刻まなければいけない大切な言葉だとかまじいは思うのじゃよ。