どもども、かまじいです。
鎌倉のお寺ではさまざまな体験ができる事をご存知でしょうか?
坐禅体験、お茶の体験など様々あります。
その中で「写経」ってご存知ですか?
かまじい、恥ずかしながら昔は知りませんでした。
写経とは、薄く印刷されたお経の文章を墨の筆でなぞって書く、というもので、古くはお坊さんの修行として行われていたそうです。
お経を写すだけなんて、そんな地味な…と思ったあなた。
かまじいもそっち派でしたが、やってみるとこれがなんともステキなんです。
どうステキなのかをお話ししましょう。
今回は長谷寺の写経を体験してまいりました。
入山料300円を払って入山し、下境内の奥にある書院で、当日行っても受け付けてもらえます
(混雑時は待つことがあります)
こちらで受け付けです!
道具もすべてそろっているので手ぶらでも問題なし!
ここからは撮影ができない為、文章力(!)とイメージ写真を併用でお伝えします。
まず、受付では3種類の体験の中からひとつ選びます。
①シンプルな写経
時間の無い方向け。30分くらいで終了する写経です。
②本格的な写経
本格写経。初めての方なら1時間~1時間半くらいみておくといいでしょう。
③写仏
これは仏様の姿が描かれたものを墨でなぞって写すというもの。
かなりこまかく描かれているので慣れないと2時間くらいはかかってしまうそうです。
かまじいは②を選びました!
長谷寺のホームページに画像が載ってますので参考にどうぞ。
(・・;)
かまじい、こんな感じで緊張しながら中に入ると机といすがずらりと並んでいます。
後ろには大きな窓があり、枯山水の庭が良く見えます。
外から見た絵です。
一番前には仏様がいて、お参りをしたあと道具を選びます。
すずりのセットと筆ペンが選べるのですが、ここはせっかくなので小学校以来のすずりを選びます。
張り切ってみたはいいものの、静かな会場内ですずりをする「しゃりしゃり」という音に自分でたじろいだり、墨ってなかなか黒くならないんだなーなんて思いながら何回もすり足したり、ドキドキもんでした。(笑)
始めるときは緊張でしたが慣れてくると…集中することによって心が落ち着いてきます。
同じ漢字が何回か出てくると、自分の得意な文字・苦手な文字が分かり、改めて不思議な気分になります。
お経の本当の意味は分からないのですが、漢字からいろいろ推測して想像が広がります。
ちょっと余計なことを考えると文字も乱れたりして、ほんと文字って心を表すんだなぁと思いました。
そんな感じで時間のたつのを忘れ、書き終えた用紙を改めて見ると、文字が濃かったり薄かったり、まだまだと痛感させられる瞬間です(笑)
でも気分は晴れ晴れ!
最後にお願いごと・住所(こちらは任意です)・名前を書いて仏様に納めます。
納めた後、毎年11月18日の清浄会で清められ、その後境内に末永く安置されます。
基本文字を書くとか、単純作業の苦手なかまじいですが、終わった後のこのすがすがしさは何でしょうか?
もうすぐ年の瀬。
あわただしく毎日を過ごす皆さんにぜひお勧めします。
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