かまじいの円覚寺観光ツアー

かまじい 
北鎌倉駅を降りるとてすぐ円覚寺があるのじゃ。総門と線路を隔てた向かい側に白鷺池(びゃくろち)と呼ばれる池があり、かつてはもっと大きく、まわりに広場もあったようじゃが、今では小さな池と池を渡る降魔橋のみが現存しているのじゃ。
白鷺池
円覚寺の開山の「無学祖元」が鎌倉入りした際、鶴岡八幡宮のご神霊のシラサギが道案内をしてこの池に降りたち、この名がついたと言われておる。春は桜、秋は紅葉が見事に色を添えるのじゃ。

円覚寺総門
石段を上ると円覚寺境内じゃ。広い境内ですのでじっくり散策するのじゃよ。

円覚寺山門
まずは大きな山門が目に入るのじゃ。山門は夏目漱石の小説「門」の舞台にもなっておる。山門から仏殿、大方丈が一直線に並んだ禅宗の配置になっておるのじゃ。


仏殿
仏殿は大光明宝殿ともいい、本尊に宝冠釈迦如来、左右に梵天と帝釈天が安置されているのじゃ。天井には雲竜の絵が描かれておる。

居士林
居士林(こじりん)は一般の人向けの座禅道場で、毎週土日に一般の方も参加できる坐禅会が実施されているのじゃ。現在の建物は、昭和3年に東京牛込の柳生家剣道場が移築されたものじゃ。座禅会の詳細はこちら

方丈
方丈(ほうじょう)は本来住職の住居じゃが、こちらでは法要や座禅会など多目的用途で使用されているのじゃ。

妙香池
居士林と仏殿の間に仏牙舎利参道があり、お釈迦様の骨(仏牙舎利)をおさめた舎利殿まで続くのじゃ。この左手に妙香池(みょうこうち)があり、これは虎頭岩という岩を配置してできた池なのじゃ。

仏日庵
北条時宗を祀る仏日庵(ぶつにちあん)じゃ。堂内には時宗、貞時、高時の家族三代の木像が安置されているのじゃ。中には茶室があり、別料金で抹茶をいただけるのじゃ。

白鹿洞
仏日庵の門の前に「白鹿洞(びゃくろくどう)」と呼ばれる洞窟があるのじゃ。円覚寺開堂の日、無学祖元の説法が始まるとこの洞窟から現れた白い鹿の群れが説法に耳を傾けたと伝えられ、円覚寺山号の「瑞鹿山」はここから名づけられたのじゃ。


舎利殿
鎌倉3代将軍の源実朝が中国・宋の能仁寺からお釈迦様の骨を運ぶのじゃが、1563年の円覚寺の大火により、太平寺(鎌倉尼五山の第1位・現在は廃寺)に移されていた時の建物を、1573年に円覚寺に移築し舎利殿としたのじゃ。神奈川県で唯一の国宝建築である舎利殿は、正月3が日と秋の宝物風入れ期間などに一般公開されるのじゃ。通常時は門前より見ることができるのじゃよ。

おおがね
山門右に急な石段があるのじゃ。登りきると、鎌倉三名鐘のひとつである洪鐘(おおがね)があるのじゃ。関東最大の鐘で国宝に指定されておるゾ。
洪鐘の鋳造は何度も失敗たために江ノ島の弁天様にお祈りをしたところ、弁天様の化身の竜神が鐘におさまり完成したため、感謝の意を込め弁天堂が建てられたのじゃ。


円覚寺のネコ
入口ではまるまるのネコちゃんがお寺の人にゴロゴロされてたのじゃ。



かまじい大変お疲れ様じゃった。では、北鎌倉の街を散歩してみるのじゃ。

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